ようこそ私設ゴング・ファンの世界へ

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このウェブ・ページはいったい何か?

ABOUT WEB PAGE

このウェブ・ページは、ゴングという、おフランス(またはイギリスあるいはオーストラ リア、はたまた惑星ゴングと言うべきか)のロック・バンドに関する私的な応援ペー ジです。

作成管理はわたくし予知夢と言う自称インチキアーティストがやっております。 ゴングの1ファンとして、このバンドを日本に広く深く紹介することと、 自分自身の情報の整理の為に作りました。

このようなページをかってに作りはしたものの、何しろ情報が乏しく、 まだまだ謎の部分が多いのが実状です。勘違いや間違いもあろうかと思いますが、 地道にやっていきますので、どうぞ長い目で眺めてやってください。

(ここに「長い目」のイラスト)


メニューのご説明

ABOUT CONTENTS

このページはフレーム機能を使用しております。フレーム機能とわ、 すなわちわくわくするような機能のことです。フレーム機能を装備したブラウザー で閲覧頂くことを前提として、メニュー項目の説明致します。

それではまず左側の縦長メニュー・バーにおいて最上部にある、「宇宙の目」をご覧ください。 これは、すべてを見通す眼力を示し、従って Radio Gnome in JAPANのトップ・ページに戻ることができます。

その下の「お品書き」を順に説明しますと、


はじめてのゴング

ABOUT GONG 取り敢えずバージョン

GONGをご存知ない方への簡単な紹介文です。すでに惑星GONGとの 交信経験をお持ちの方は、読み飛ばして下さい。

さてGONGというバンド(というよりも音楽共同体的の総称と言うべきでしょ うか)は、ソフト・マシーン創始者のひとりである、そして(一部ファンの間で は)ザッパと並ぶカリスマ、デービッド・アレン氏(オーストラリア人)が、イ ギリス入国拒否にあい、1970年代前半に、おフランスで結成されたと言われ ている超ヒッピー的ウルトラ・コズミック・バンドです。 特に黄金期と呼ばれる70年代においては、スペイシーでコミカル、 それでいて即興性に富むが堅実な演奏テクニックで聴くものを確実にトリップさせます。 アレンのユーモアあふれ、味のあるボーカル、ジリ・スマイスの宇宙にいざなう スペース・ウィスパー、スティーブ・ヒレッジの ディレイを多用した這い回るようなギターに加え、ティム・ブレイクのUFOを 呼び寄せるシンセやブルームディド・バッデ・グラスのジャジーな管楽器などが からみ、またマイク・ハウレットとピエール・モエルランあるいはピプ・パイル のしっかりちゃっかりのリズム隊に支えられ、それこそ極楽浄土のサウンドを 構築するっちゅう感じです。

その後、アレンはじめ主要メンバーの脱退で、全く違った方向性となり、アレン がNYで別のゴングを再結成したりと、いろんなゴングのバージョンが入り乱れ て、専門家でも訳わからん状態で今日に至っていますが、イエスのようなどろど ろした人間関係もなく、どのゴングもゴングであり、偉大なる一つの文化圏を形 成しています。しかし、あの'70年代のゴングこそがゴングの基本なのはゆうま でもないでしょう。

もし、GONGってどんなんかをちょっぴり味割ってみたいのなら、 ベスト盤を取り敢えず1枚聴いてみましょう。しかし近年 いろいろな解釈でのベストの選曲の偏りがあり、多くのベスト盤が出ています。 できればわたしがお勧めのベスト盤を聴いてみて下さい。しかしベスト盤では あまりゴング世界の持つ精神的旅行感が得られないことに注意しなければ なりません。 もっと掘り下げてこれからどっぷりとGONGにはまりたいというのなら ベストは買わずに以下のものから聴いて見ると涅槃でしょう。

これらは"RADIO GNOME INVISIBLE"3部作と呼ばれる、スペースオペラ風のシリー ズで、これだけ聴けば、あなたも今日からGONGファンです。

私の場合、ビートもサイケもフラワーも学園紛争も伊勢湾台風も日露戦争も薔薇十字団も リアルタイムじゃあないけど、気付くとカウンター・カルチャーってものに染まって ましたね。そして当然の帰結としてGONGまたはGONGのリーダーであるデ イビッド・アレンに行き着いたわけです。 ゴングなどは俗にACID ROCK(ACIDはLSDのこと)などと呼ばれたりするのですが、 ドラッグ・カルチャーがどうのとか、時代背景がどうのとか、宇宙人が地球に既 に住んでいるかどうかとかは関係なく、楽しけりゃOKなわけで、聴いて笑ってはっぴぃ になるGONGは10年以上あきもせず聴いてる。ACID ROCKだからといって決 してアブナイなんてことがなく、使用上の注意を守りさえすれば安全です。実際 GONGをちょっとでも聴いたなら非常に聞きやすいのではないだろか。ナチュ ラル・ハイを目指すのなら必携の音楽アイテムでしょう。暗黒の世界を嘆く歌と か聴くと暗くなっちゃいますしね。イコライザのかかった歌の後に10分も続く 木琴などの即興演奏とかは眠くなっちゃうし、そーいう時のお耳直しにも最適ですね。 あ、別にそういうのが嫌いだと言うことではないよ。

ゴングの創造主でありリーダーである、デヴィッド・アレンの活動も多岐にわた っていて、しかも超グローバルなので、彼のソロを聴くのも楽しいです。基本的 には放浪の詩人なのでしょう。また彼の生涯のパートナー(妻ではないが)であ るジリもまた、(本来かなりのインテリなのでしょうけど)女性の社会的地位向 上に対してずっとウーマン・リブに取り組んで来ており、一貫したスタンスに、 おバアちゃんになっても好感が持てます。また彼女のバンド、マザーゴングも音 楽的に非常におもしろいものです。

(ここに円盤を小耳に挟んだイラスト)

ちょっと小耳に挟んだのですが、なんでも最近では倶楽部な世界や 再混合(Remix)な分野で、トランスるようなグウな素材として、 ゴングが見直されてきてて、何とイワユル・リミックス・トリビュート・アルバム なども登場してますけど、そういった方面では、かつてのゴングのギタリスト、 スティーブ・ヒレッジの先駆的貢献もあるんでしょうか。ヒレッジのソロでは 「FISH RISING」が素晴らしいです。この辺は人によって見解が違 うだろうけど最高傑作です。ずばりモーティベーション電波です。特に釣りファン 必聴です。あまりの釣りキチ鰤をたたえて彼はアレンからHILLFISHの 称号を得ています。ここに入ってる「太陽組曲」が、次作「L」の「月音楽組曲」 に受け継がれる訳ですが、どっちもかっちょええ曲だぎゃ。「L」のほうには今は 亡き偉大なるジャズ・ペット吹き:ドン・チェリーのソロもあるでよ。それにドノ バンの曲やアラビアのロレンスやらジョージ・ハリスンの“イッツ・オール・もう 結構”も楽しめるしね。この人今ではすっかりテクノしてるんですが、僕がアン ビエントやテクノなどを聴くのも、この鰭ッジの影響によるものです。

その他各人のその後を追ってみるとどんどん深みに入って全貌がだんだんわかって くることでしょう。では皆さんの検討を祈る。


Radio Gnome in Japan
Copyright(C)1997 by Yochim
Last modified on Nov.13,1999