Let's go to the Top! CLUB NEUROBEAT
神経律動倶楽部

A Young Abstruct
若き抽象


白味噌姫の抽象的なコーナー




わたしがいなくなっても、世界はそのままでいてください




目 次


「若き抽象」

ああ、狂おしいほどの君の抽象を、
わたしは称えよう。

は鼻からほとばしる血液の、
は胃液の後の胆汁の、
そしては首筋に這うムカデの、
その意味さえ失うであろう。

この瞬間、わたしは君をここに
永遠に焼き付ける


『連鎖の門 I』

The Gate Of Nexus I
Lyrics by: 白味噌姫

時間の眺める波が押し寄せる度に
足元ふらつく
海を漂う木の葉のように流されて
収穫のない土地にたどり着く

あせていく風景を
塗替えることも描き直すこともしないで
ただ眺め、汚染されていく
埋もれていく笑顔の始まりを
無声と闇の世界でさがし
見知らぬ始まりも終りも何もなく
心を見透かす
叫び声が響きあう風の中
砂漠に埋もれていく足跡を眺める
求めるだけの与えられるだけの
時間との出会いの意味を確かめながら
孤独の理由を知る炎が消されても
無表情な風景に潮風が吹き抜けていく

1995.03.21


『連鎖の門 II』

The Gate Of Nexus II
Lyrics by: 白味噌姫

からだをくるむ風
踊る木漏陽
香気漂う空気
星のきらめく宇宙
記憶をたどれば、
自然が残してくれた
懐かしい思い出が蘇る

足元の押し寄せる時間の眺める波
時の鼓動に追いつめられ、
行き場を失った木の葉は
収穫のない土地に流される
塗替えることも描き直すこともされない風景
埋もれていく笑顔の始まりをさがし歩き
たどりついた無声と闇の世界
生死のない受動的なこころ

夢物語には興味を示さず、
現実的な兵器の製造に目を向ける
不信と恐怖
破壊のための力を保持し、
息をひそめ人影に隠れる
無尽蔵ともいえる力の解放
腐敗、汚染が進む
健全に機能しない社会構造
「勝利者が善」
「目先だけの競争」
ものに執着し選択を誤った愚者
自己矛盾の拡大
連鎖反応
価値観の根底を支配する思考
何を基準に善悪の判断をしているのだろう

欺かれた感覚
危倶した最悪の道

時間との出会いの意味を確かめながら
砂漠に埋もれていく足跡を眺め
叫呼の風に背を押される

孤独の理由を知る炎がかき消されても
無表情な残像が残照にとけていく

1998.03.21


変わらずにいられたら

Spring is never change
Lyrics by: 予知夢

いつも春には桜が咲くように
淡い色の花がとても奇麗なように
毎年秋にはもみじが染まるように
変わらずいれたら

でも君は変わってしまったね
とってもきれいになったけど
あのころみたいにまた
日暮れに星を眺めて話がしたい

毎年冬には雪が舞うように
池には氷が蓋をするみたいに
いつでも夏にはセミが鳴くように
かわらずいれたら

でも僕も変わってしまったよ
しわも増えてヒゲも伸びた
あのころみたいにまた
海に昇る陽をふたりで見ていたい

水洗便所のうんちは
流されてゆくよ
そしていつかは海に
帰って行くんだろう

いつも春には桜が咲くように
かわらずいれたらいいのにな
毎年秋には紅葉が染まるように...


『終局への序章』

Lyrics by: 白味噌姫

吐き気と頭痛で目覚めた朝
浜辺に打ち上げられた魚の群
環境破壊をつげる TV NEWS
食糧とモノに満ちあふれた土地の裏側で
餓死していく人々
あいまいにされた真実が
ブラウン管から偽りを見つめる

バランスの取れない精神状態
失恋したようにからだの機能が奪われる

遠い記憶を呼び起こし
時代が造りあげた時間を横目に都会へと歩く
穏やかに暮れてゆく空を映すビル
降りしきる雨がアスファルトを強く打ち砕く
ひとの透き間をくぐり抜けるあたためられた空気
炎の中に燃えて揺れるガラスの氷
排気ガスに溶けていく
押し寄せる街のノイズ
ビルとビルの間に身を潜め
日差しに触れようとしないこどもたち
噂にしがみつくぎこちない足どり

立ち止まってまわりを見渡せば
空(から)のおもちゃ箱ばかり

安心感を得るために群の中で
同じ方向に歩いていることを確かめあいたいんだろ?
誰かの慰めに揺れながら

似合わないプライド背負ったままでは
何度叫んでも届かないだろう

操られた波に身をまかせたまま
歩いてきた道を振り返ろうとしないのか

ひとしずくの未来を待ち詫び 静かに目を閉じる
乾いたこころに湿った空気が
ひとの波に逆らいながら
明日に向かって吹き抜ける

1995.08.26


『風が吹くまで』

Lyrics by: 白味噌姫

癒す場所求めて歩き続ける痛めつけられたからだ
悩ますことばがそっけない風を残して去っていく
白に染まる期待と黒に塗り潰された絶望が波にのまれる
届かない手をのばし欺き笑う潮風
押し出された野放図な空気が澱む

もうすでに通った道を
同じように歩くのは当然とことだから
無意識に振り回されるのはもう終り
静かに待っていてくれるあの場所へ

いつになれば振り返るのか
いつになれば辿り着くのか
風が吹くまで待っているのか
戻ることしかできないのか

いつまでつくろい続けるのか
気づかないのか
そんなものなのか
そんなに楽しいか
風が吹くまで待っているのか
戻ることしかできないのか

August,1996


MOON MADNESS


月が僕等をまぶしく照らす夜に
君の充血した目が血に飢えても
地球のどこかで同じ状況の彼と
時空を越えて交わる事を許せよ


異星の光景

A SCENE FROM AN ALTERED PLANET


  1. イントロダクション

    汚泥と廃棄物の河原にて
    君の化石を掘り出した

    ギターを手にした苦悩の表情
    その音は固体と化して
    一瞬の閃きのフレーズは
    永遠に化石の内部で
    フィードバックする

    化石を割って
    君の遺伝子を抽出しよう
    ギターと融合させ
    新しい音の世界の
    生物に復活させよう

  2. 古代の体液

    積み重なる時の堆積物で
    半島の段丘は褶曲運動の果てに
    断崖面を海に向い
    鋭く突き出す

    磨涯仏の痕跡を辿って
    洞窟の奥に進めば
    枯れた体液で描かれた
    曼陀羅を具現化する

    ジュリアの支配する世界
    自己相似な造形を無限に繰り返す
    どうやら時間の矢は
    折返し点を超えたようだ

  3. 異郷の荒野にて

    荒野に独り焚火を燃やし
    廻りに小石を並べる
    満天の星の下の
    自分だけの世界

    吹き消そうとする
    夜の冷気に耐え
    炎は徐々に大きくなる

    わたしは小石のひとつに
    刻印を与えると
    やがて表面は光で満たされる

    しかしまたしても
    小石が宝石になろうとしたとき
    焚火が燃えつくのを待つ間もなく
    小石は死んでしまう

    今度、1億年後は
    もう少し小石を遠くに
    置いてみることにしよう


Words by Yochim,1999.01.15.


今日だけはクリスチャン

ONLY TODAY I AM A CHRISTIAN

Lyrics by: AVA(白味噌姫)


街のイルミネーションに
負けないよう着飾って
約束の場所へと急ぎマス
今夜はスペシャル・クリスマスのイブ
素敵な予感がしマス (Amen)

*今日だけはChristian
聖書は持ってないけど
今日だけはChristian
教会にはいかないけれど

予想通りの展開
あなたからのプロポーズ
返事はすかさずイエスよね
今宵はVery Merry クリスマスのイブ
異国の神に祈り捧げマス (Amen)

**今日だけはChristian
聖書は持ってないけど
今日だけはChristian
永遠の愛を誓います

年が明けたら初詣


CLUB NEUROBEAT
Let's go to the Top!
RETURN TO TOP PAGE